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『文章作法』 The Elements of Style ストランク

I. 序章
この本は、文章構成の練習と文学の研究とを兼ねた英語のコースで使われることを想定している。この本では、平易な英語のスタイルに関する一番大事な必要条件を、手短に示すつもりだ。この本では、いくつかの本質的要素、つまり最も間違えられることが多い語法のルールおよび文章構成の原則とに(第II章と第III章で)注意力を集中することにより、講師と生徒の負荷を軽減することをねらっている。セクションの番号は原稿を修正する際のリファレンスとして役に立つだろう。


この本は英語のスタイルという分野のほんのわずかの部分をカバーするに過ぎない。だが筆者の経験では、いったん本質的な要素をものにしてしまえば、生徒にとって一番効果が高いのは自分が書いた文章の問題点に基づいて個別指導を受けることであり、講師はみなそれぞれ自分なりの理論体系を持っていて、どんな教科書で示されたものよりも自分の理論体系を好むものだ。

Cornell大学の英語部門における筆者の同僚たちは、原稿を準備するにあたって多大な協力をしてくれた。George McLane Wood氏は親切にも、彼の「書き手への提言」(Suggestions to Authors.)に由来する材料の一部分をルール11の配下に含めることに同意してくれた。

次の書籍を、さらに進んで学ぶ際の資料として推奨する: 第II章と第IV章に関連して、F. Howard Collins, Author and Printer (Henry Frowde); Chicago University Press, Manual of Style; T. L. De Vinne Correct Composition (The Century Company); Horace Hart, Rules for Compositors and Printers (Oxford University Press); George McLane Wood, Extracts from the Style-Book of the Government Printing Office (United States Geological Survey); 第III章と第V章に関連して、Sir Arthur Quiller-Couch, The Art of Writing (Putnams), 特にInterlude on Jargonの章; George McLane Wood, Suggestions to Authors (United States Geological Survey); John Leslie Hall, English Usage (Scott, Foresman and Co.); James P. Kelly, Workmanship in Words (Little, Brown and Co.).

この上なく優れた書き手は時にレトリックのルールを破ることがあると、古くから知られている。しかしながら彼らがそうするときはたいてい、その文にはルールを破るに値するメリットがあることが、読み手にも分かるものだ。同様にうまく書けるという確信がない限り、おそらく原則を守るのが最善だろう。優れた書き手の指導により、日常利用に適した簡素な英語を書くことを学んだその後で、スタイルの秘密を探求させ、文学の達人たちを研究することへと目を向けさせよう。


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II. 基本的な用法の原則
1. 名詞の所有格単数を'sで作る
最後の子音が何であれこのルールを守ること。したがって次のように書く。

Charles's friend

Burns's poems

the witch's malice
これがUnited States Government Printing OfficeおよびOxford University Pressでの用法である。

例外は、古来の固有名詞で-esと-isで終わるものの場合だ。例えば所有格のJesus'や、for conscience' sake, for righteousness' sakeといった形式だ。しかしAchilles' heel, Moses' laws, Isis' templeといった形式は、たいてい次のように置き換えられる。

the heel of Achilles

the laws of Moses

the temple of Isis
代名詞の所有格であるhers, its, theirs, yoursおよびoneselfにはアポストロフィを付けない。

2. 単独の接続詞の後に3つかそれ以上の語句が連続する場合、末尾を除く各語句の後にカンマを置く
したがってこう書く。

red, white, and blue

honest, energetic, but headstrong

He opened the letter, read it, and made a note of its contents.
これもGovernment Printing OfficeおよびOxford University Pressでの用法である。

企業の名称では、最後のカンマは次のように省略される。

Brown, Shipley and Company
etc.という略語は、もしもその前にあるのが単独の語句だったとしても、常に直前にカンマを付ける。

3. カンマの間に挿入句的な表現を挿入する
The best way to see a country, unless you are pressed for time, is to travel on foot.
このルールは適用するのが難しい。howeverのように単独の語や短い語句が、挿入句(parenthetic)なのかどうかは、見極めにくいことがよくある。もし文の流れにわずかしか割り込まないのであれば、カンマを省略しても問題ない。しかし割り込みがわずかであろうと相当であろうと、カンマを1つだけ略して他をそのままにするということは許されない。

Marjorie's husband, Colonel Nelson paid us a visit yesterday,
あるいは

My brother you will be pleased to hear, is now in perfect health,
のような句読点の打ち方は、弁護の余地なく誤りだ。

非制限的関係節(Non-restrictive relative clauses)は、このルールに従ってカンマで区切られる。

The audience, which had at first been indifferent, became more and more interested.
whereおよびwhenによって導入される同様の節も、同様に句読点を打つ。

In 1769, when Napoleon was born, Corsica had but recently been acquired by France.

Nether Stowey, where Coleridge wrote The Rime of the Ancient Mariner, is a few miles from Bridgewater.
これらの文において、which, whenおよびwhereによって導かれる節は非制限的だ。これらの節は従属している語の適用を制限せずに、挿入句的に平叙文(statements)を付け加えて主部を補う。各文はそれぞれ独立可能な2つの平叙文の組み合わせから成っている。

The audience was at first indifferent. Later it became more and more interested.

Napoleon was born in 1769. At that time Corsica had but recently been acquired by France.

Coleridge wrote The Rime of the Ancient Mariner at Nether Stowey. Nether Stowey is only a few miles from Bridgewater.
制限的な関係節(Restrictive relative clauses)はカンマで区切らない。

The candidate who best meets these requirements will obtain the place.
この文では、単独の人物に対するcandidateという語の適用を、関係節が制限している。これまでの例とは異なり、この文は2つの独立した平叙文に分離できない。

etc.あるいはjr.という略称は、常に直前にカンマがくる。そして文末にあるときを除いて常に直後にカンマがくる。

挿入句的表現をカンマで囲むのと基本的には同様に、文の主部のすぐ前あるいはすぐ後にくる句または従属節は、カンマで区切る。このセクションのルール4, 5, 6, 7, 16および18で引用された文が十分な説明となるだろう。

もし挿入句的な表現の前に接続詞が置かれているなら、最初のカンマを接続詞の後ではなく前に置くこと。

He saw us coming, and unaware that we had learned of his treachery, greeted us with a smile.
4. 独立した節を導入するandやbutの前にはカンマを置く
The early records of the city have disappeared, and the story of its first years can no longer be reconstructed.

The situation is perilous, but there is still one chance of escape.
この種の文は、文脈を別にすれば、書き直す必要があるかのように見えるかもしれない。これらの文はカンマに達したときに完全に意味を成すので、2番目の節は追加表現のように見える。そのうえ、andは接続詞のなかで最もあいまいなものだ。独立した節の間で使われた場合、2つの節に何らかの関係があることを示すが、その関係がどのようなものであるかをはっきり示さない。上記の例では、両者の関係は原因と結果だ。2つの文は次のように書き換えられる:

As the early records of the city have disappeared, the story of its first years can no longer be reconstructed.

Although the situation is perilous, there is still one chance of escape.
もしくは、従属節を句で置き換えてもよい:

Owing to the disappearance of the early records of the city, the story of its first years can no longer be reconstructed.

In this perilous situation, there is still one chance of escape.
しかし書き手は、文をあまりに満遍なく短く掉尾文調(periodic)にしてしまうという間違いを犯すかもしれないし、ところどころに緩い文があると文体が極端に堅苦しくはならず、読み手はそれなりの息抜きができる。よって、最初に引用したような緩い文は、気楽で自然体な書き物でよくみられる。しかし書き手は、あまり多くの文をこのパターンで書いてしまわないよう、注意しなければならない(ルール14を参照)。

2つの部分から成り、2番目の部分が(becauseの意の)as, for, or, norおよび(and at the same timeの意の)whileで始まる文も同様に、接続詞の前にカンマが必要となる。

もし、従属節またはカンマで区切られるべき導入句が、2番目の独立した節(主節)の前にある場合は、接続詞の後にカンマは必要ない。

The situation is perilous, but if we are prepared to act promptly, there is still one chance of escape.
副詞で接続された、2つの部分から成る文については、次のセクションを参照。

5. 独立した節をカンマで接続してはならない
もし、文法上完全でかつ接続詞で接続されていない2つ以上の節が、単一の複合文を構成するときは、句読点として正しい記号はセミコロンだ。

Stevenson's romances are entertaining; they are full of exciting adventures.

It is nearly half past five; we cannot reach town before dark.
もちろん上記を、セミコロンをピリオドに置き換えてそれぞれ2つの文として書くのも正しい。

Stevenson's romances are entertaining. They are full of exciting adventures.

It is nearly half past five. We cannot reach town before dark.
もし接続詞が挿入されたなら、適切な記号はカンマとなる(ルール4)。

Stevenson's romances are entertaining, for they are full of exciting adventures.

It is nearly half past five, and we cannot reach town before dark.
ここで注意。もし2番目の節の前に、接続詞ではなく、accordingly, besides, so, then, thereforeまたはthusといった副詞がきていたら、やはりセミコロンが必要になる。

I had never been in the place before; so I had difficulty in finding my way about.
しかしながら一般的には、ライティングにおいてはこのようなやり方でsoを使うことは避けるのが最善だ。危険なことに、それを少しでも使う書き手は、使いすぎの気がある。これを直すための、簡単でたいてい役に立つ方法は、soという単語を使わずに、最初の節をasで始めることだ:

As I had never been in the place before, I had difficulty in finding my way about.
もし節がとても短くて、互いに形式が似ていたら、カンマでも通常は差し支えない:

Man proposes, God disposes.

The gate swung apart, the bridge fell, the portcullis was drawn up.
6. 文を2つに分割してはならない
別の言い方をすれば、カンマの代わりにピリオドを使ってはならない。

I met them on a Cunard liner several years ago. Coming home from Liverpool to New York.

He was an interesting talker. A man who had traveled all over the world, and lived in half a dozen countries.
これらの例のどちらにおいても、最初のピリオドはカンマで置き換えられるべきで、続く語は小文字で始まるべきだ。

文の目的に合わせて語や表現を強調し、そのために句読点を打つことは許容される。

Again and again he called out. No reply.
しかしながら書き手は、その強調が正当なものであることに、そして単に句読点の打ち方を間違えているのではないかと疑われないことに、確信がなければならない。

ルール3, 4, 5および6は、通常の文の句読法における最も重要な原則をカバーする。これらの原則は完全にマスターし、第二の天性のように習慣として使いこなせなければならない。

7. 文頭の分詞句は文法上の主語を受けていなければならない
Walking slowly down the road, he saw a woman accompanied by two children.
walkingという語は文の主語を受けており、womanを受けてはいない。もし書き手がそれでwomanを受けるようにしたいのであれば、文を書き直さなければならない:

He saw a woman, accompanied by two children, walking slowly down the road.
接続詞または前置詞が前にきている分詞句、同格の名詞、形容詞、形容詞句は、それらが文頭にある場合、同じルールに従う。

On arriving in Chicago, his friends met him at the station.

When he arrived (or, On his arrival) in Chicago, his friends met him at the station.

A soldier of proved valor, they entrusted him with the defence of the city.

A soldier of proved valor, he was entrusted with the defence of the city.

Young and inexperienced, the task seemed easy to me.

Young and inexperienced, I thought the task easy.

Without a friend to counsel him, the temptation proved irresistible.

Without a friend to counsel him, he found the temptation irresistible.

このルールに違反した文は、たいてい滑稽なものだ。

Being in a dilapidated condition, I was able to buy the house very cheap.
8. 語の構成と発音に従い、行末で語を分割する
もし行末に、語のうちの1音節以上が入る余裕があるが、語全体が入るほどの余裕はない場合、語を分割する。ただし1文字だけを切り落としたり、長い語の2文字だけを切り落としたりするようなことになってはいけない。どんな語にも適用できる、確実で手間いらずのルールを定めることはできない。適用できる場合が最も多い原則は次のものだ:

語の構成によって分割する: know-ledge (not knowl-edge); Shake-speare (not Shakes-peare); de-scribe (not des-cribe); atmo-sphere (not atmos-phere);
「母音の上で」分割する: edi-ble (not ed-ible); propo-sition; ordi-nary; espe-cial; reli-gious; oppo-nents; regu-lar; classi-fi-ca-tion (three divisions possible); deco-rative; presi-dent;
二重になった文字の間で分割する、ただし語中の単純な構造の最後にくる場合を除く: Apen-nines; Cincin-nati; refer-ring; but tell-ing.
組み合わさった子音の扱いは、例を見るのが一番だろう:

for-tune; pic-ture; presump-tuous; illus-tration; sub-stan-tial (either division); indus-try; instruc-tion; sug-ges-tion; incen-diary.
丁寧に印刷された本の何ページにもわたって音節の分割を調べるという仕事を、学生は見事にこなすだろう。


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III. 基本的な文章構成の原則
9. パラグラフを文章構成の単位にする: 各トピックにつき1パラグラフ
もし書いている対象がわずかの広がりしか持たないか、または対象をごく手短にしか扱う気がないのであれば、複数のトピックに分割する必要はないだろう。よって、短い記述、文学作品の短い要約、ひとつの出来事についての短い説明、ひとつの行為の概略を示すだけの談話、単一の考えについての論述、これらはいずれも単一のパラグラフで書くのが最善だ。パラグラフを書いた後で、さらに分割することでより良くできるかどうかを考えればよい。

しかしながら普通は、主題は複数のトピックに分ける必要がある。各トピックはパラグラフの主題となるべきものだ。各トピックをパラグラフで単独に扱う目的は、もちろん読み手を助けるためだ。各パラグラフの冒頭は読み手にとっての信号で、主題が発展する新しいステップに達したことを示す。

分割の度合は、文章の長さによって異なるだろう。例えば、本や詩の短い説明は単一のパラグラフから成っているかもしれない。もう少し長いものは2つのパラグラフから成っているかもしれない:

Account of the work. (作品の説明)
Critical discussion. (批判的な議論)
文学のクラスのために書かれた詩のリポートは、7つのパラグラフから構成されうる:

Facts of composition and publication. (文章と出版に関する事実関係)
Kind of poem; metrical form. (詩の種類;韻文の形式)
Subject. (主題)
Treatment of subject. (主題の取り扱い)
For what chiefly remarkable. (主にどこが注目すべきか)
Wherein characteristic of the writer. (書き手の特徴が表れているのはどこか)
Relationship to other works. (他の作品との関連)
パラグラフCとDは、詩によって異なるだろう。通常、パラグラフCとDは、もし説明が必要であれば詩の実際のあるいは想像上の事情(状況)を示し、そして主題と展開の概略を述べるだろう。もし詩が最初から最後まで第三者の視点による談話であるなら、パラグラフCには行為の簡潔な要約以上のものを含める必要はない。パラグラフDは、主要なアイディアを示し、なぜそれらが他よりも重要なものとされているかを説明するだろう。または物語のどの点が最も強調されているかを示すだろう。

小説は次の見出しの下で議論されうる:

Setting. (設定)
Plot. (筋書き)
Characters. (登場人物)
Purpose. (目的)
歴史的な出来事は次の見出しの下で議論されうる:

What led up to the event. (その事件の伏線、原因)
Account of the event. (事件の説明)
What the event lead up to. (その事件が誘発したもの)
最後の2つの主題は、どちらを扱うにしても、書き手はおそらくここに挙げたトピックのひとつかふたつをさらに細分する必要性を感じるだろう。

原則として、単一の文はパラグラフとして書かれたり印刷されたりしてはならない。例外を挙げるなら、説明や議論の部分同士がどういう関係にあるかを示す、変わり目の文だろう。

対話文における一つひとつの発言は、もし単一の語だったとしても、それ自体でパラグラフとなる。つまり、話者が変わるごとに新しいパラグラフが始まる。対話文(dialogue)と物語(narrative)が組み合わさったときにこのルールをどう適用するかは、うまく書かれたフィクションを例にして学ぶのが一番だ。

10. 原則として、パラグラフはトピックセンテンスで始める; 始まりと対応する形で終える
ここでも、目的は読み手を手助けすることだ。ここで推奨している慣行に従えば、読み手は各パラグラフを読みはじめる時にその趣旨を理解でき、読み終える時にその趣旨を覚えていられる。この理由により、特に説明と議論においては、最も一般的に有用なパラグラフは次のようなものだ。

トピックセンテンスが冒頭またはその近くにくる;
続く文が、トピックセンテンスでなされた論述を説明または確立または発展させる;そして
最後の文は、トピックセンテンスの考えを強調するか、または何か重要な結論を述べる。
脇道にそれて終えたり、つまらないディテールを述べて終えたりすることは、特に避けなければならない。

もしパラグラフがより大きな文章の一部を形作る場合は、前のパラグラフとの関係や、全体の一部として自身が持つ役割を明らかにする必要があるかもしれない。あるときは、これはトピックセンテンス中にちょっとした語や句(again; therefore; for the same reason)があれば済んでしまうことがある。しかしながらあるときは、導入や推移のための文を1つないし複数、トピックセンテンスの前に置くほうが都合がいいこともある。もしそのような文が複数必要なら、一般的に言って、推移のための文を別のパラグラフに分けたほうがよい。

書き手の目的によっては、上記のように、書き手はパラグラフの本文をいくつか異なったやり方でトピックセンテンスに関連付けてもよい。書き手は、トピックセンテンスの意味をより明確にするために、それを別の形で再度述べたり、用語を定義したり、逆説を棄却したり、例証したり特定の実例を挙げたりしてもよい;証拠によって立証してもよい;あるいはそれが持つ意味合いと重要性を示して論を展開してもよい。長いパラグラフでは、これらの方法のうちいくつかを実行してもよい。

1 Now, to be properly enjoyed, a walking tour should be gone upon alone. (さて、正しく楽しむためには、徒歩旅行は一人で行かねばならない。)

1 トピックセンテンス。

2 If you go in a company, or even in pairs, it is no longer a walking tour in anything but name; it is something else and more in the nature of a picnic. (もし連れだって行くと、たとえ2人で行ったとしても、徒歩旅行というのは名目ばかりのものになってしまう;それは何か別のもので、本質的にはピクニックにより近いものだ。)

2 逆の説を否定することで、意味がより明確になった。

3 A walking tour should be gone upon alone, because freedom is of the essence; because you should be able to stop and go on, and follow this way or that, as the freak takes you; and because you must have your own pace, and neither trot alongside a champion walker, nor mince in time with a girl. (徒歩旅行は一人で行かなくてはならない。というのも、その本質は自由にあるからだ;気まぐれのままに、立ち止まったり歩きつづけたり、こっちの道を行ったりあっちの道を行ったりできなければならない;そして自分のペースを保たなければならないのだから、ウォーキングのチャンピオンに並んで急ぎ足で歩いたり、女の子に合わせて小股に歩いたりしてはならない。)

3 トピックセンテンスが手短に繰り返され、3つの理由で支持されている;3番目の理由(自分自身のペースを持たねばならない)の意味は、逆説を否定することにより、いっそう明らかになっている。

4 And you must be open to all impressions and let your thoughts take colour from what you see. (そしてあなたはすべての心象に対して自分を開放し、あなたの思考が目に見えるものから生彩を感じ取るように仕向けなければならない。)

4 4番目の理由が2つの形で示されている。

5 You should be as a pipe for any wind to play upon. (あなたはどんな風にも応えて鳴る笛のようでなければならない。)

5 同じ理由が、また別の形で示されている。

6 "I cannot see the wit," says Hazlitt, "of walking and talking at the same time. ("そんなことをして何がいいのか私には分からないよ、"とHazlittは言った, "歩きながら話をするなんて。)

7 When I am in the country, I wish to vegetate like the country," which is the gist of all that can be said upon the matter. (田舎にいるときは、私は田舎らしくゆっくりと時間を過ごしたいね、" この件について一言で言えばそういうことだ。)

6-7 Hazlittが述べたのと同じ理由。

8 There should be no cackle of voices at your elbow, to jar on the meditative silence of the morning. (あなたは、瞑想に誘う朝の静けさを台無しにするようなおしゃべりをしてはいけない。)

8 Hazlittからの引用を、パラフレーズ(分かりやすくするための言い替え)で繰り返している。

9 And so long as a man is reasoning he cannot surrender himself to that fine intoxication that comes of much motion in the open air, that begins in a sort of dazzle and sluggishness of the brain, and ends in a peace that passes comprehension.— Stevenson, Walking Tours. (そして人間に理性がある限り、ある種の眩惑と脳の不活性で始まって理解を超える幸福で終わる、野外で大きなウン動を生み出すあの快適な陶酔に、人は屈することができない。──Stevenson, Walking Tours.)

9 4番目の理由について最後の説明を、強い言葉で述べ、力強い結びを形作っている。

1 It was chiefly in the eighteenth century that a very different conception of history grew up. (歴史に関する非常に特異な考え方が発達したのは主に18世紀においてだった。)

1 トピックセンテンス。

2 Historians then came to believe that their task was not so much to paint a picture as to solve a problem; to explain or illustrate the successive phases of national growth, prosperity, and adversity. (歴史学者たちは、彼らの仕事は絵を描くよりもむしろ問題を解決することだと信じるに至った;つまり国家の成長、隆盛、および逆境を、説明または例証することだと。)

2 トピックセンテンスの意味がより明らかになっている;歴史の新しい考え方が定義されている。

3 The history of morals, of industry, of intellect, and of art; the changes that take place in manners or beliefs; the dominant ideas that prevailed in successive periods; the rise, fall, and modification of political constitutions; in a word, all the conditions of national well-being became the subjects of their works. (倫理、産業、知識、および芸術の歴史;礼儀や信念に生じた変化;続く時代で優勢となった支配的な考え;政体の勃興、凋落、そして変容;一言で言って、国家繁栄のためのすべての条件が、彼らの仕事の主題となった。)

3 定義が発展している。

4 They sought rather to write a history of peoples than a history of kings. (彼らは王たちの歴史を書くよりは、むしろ人々の歴史を書こうと努めた。)

4 定義が対比によって説明されている。

5 They looked especially in history for the chain of causes and effects. (彼らは特に歴史の中に、因果関係の鎖を探し求めた。)

5 定義が補足されている:歴史の新しい考え方における、また別の要素。

6 They undertook to study in the past the physiology of nations, and hoped by applying the experimental method on a large scale to deduce some lessons of real value about the conditions on which the welfare of society mainly depend. — Lecky, The Political Value of History. (彼らは過去に国家の生理学の研究に取りかかったことがある。実験的な方法を大規模な対象に適用して、社会の福祉が主に依存している条件について、現実的な価値を持った何らかの教訓を導き出せないかと期待したのだ。──Lecky, The Political Value of History.)

6 結論:歴史の新しい考え方の重要な帰結。

叙述と描写においては、後に続く詳細説明をまとめている簡潔で包括的な記述でパラグラフが始まることが時々ある。

The breeze served us admirably. (風が素晴らしく心地良かった)

The campaign opened with a series of reverses. (キャンペーンは相次ぐ逆転で幕を明けた)

The next ten or twelve pages were filled with a curious set of entries. (続く10-12ページは好奇心をそそるエントリの組でいっぱいだった)
しかしこの仕掛けは使いすぎるとマンネリズムに陥る。さらによくあることには、最初の文が、そのパラグラフの第一の関心事を主語で示すだけの文になってしまう。

At length I thought I might return towards the stockade. (やっと私は、囲いの中に戻ろうかと考えた)

He picked up the heavy lamp from the table and began to explore. (彼はテーブルから重いランプを持ち上げて探し始めた)

Another flight of steps, and they emerged on the roof. (もうひとのぼりして、彼らは屋根の上に出た)
しかし、生き生きとした物語文の短いパラグラフには、これほどにさえもトピックセンテンスらしさがないことがよくある。そういったパラグラフ間の分断は修辞上の「間」として機能し、行為の細かなディテールを際立たせる。

11. 能動態を使う
能動態は通常、受動態よりも直接的で力強い:

I shall always remember my first visit to Boston. (初めてBostonを訪れたときのことを私はいつまでも忘れないだろう)
これは次の文よりもずっと良い。

My first visit to Boston will always be remembered by me. (初めてBostonを訪れたときのことは私によっていつまでも思い出されるだろう)
後者の文は直接度がより低く、力強さがより低く、簡潔さもより低い。もし書き手が"by me"(私によって)を割愛することで文をより簡潔にしようとするならば、

My first visit to Boston will always be remembered, (初めてBostonを訪れたときのことはいつまでも思い出されるだろう)
はっきりしなくなってしまう:訪れたときのことを忘れずにいるのは、書き手なのか、明らかにされていない誰かなのか、それとも世間全般の話なのか?

もちろんこのルールは、書き手が受動態を一切使ってはならないといっているわけではない。受動態は便利なことがよくあるし、ときには必要になる。

The dramatists of the Restoration are little esteemed to-day. (王政復古の時代の劇作家は、今日ではあまり評価されていない)

Modern readers have little esteem for the dramatists of the Restoration. (現代の読者は、王政復古の時代の劇作家をあまり評価していない)

1番目の文は、王政復古の時代の劇作家たちについてのパラグラフの中であれば正しい形だ;2番目の文は、現代の読者の嗜好についてのパラグラフ中であれば正しい。これらの例のように、特定の語を文の主語にする必要性から、どちらの態を使うべきかが決まることがよくあるだろう。

しかし、習慣的に能動態を使うと力強い文章が生み出される。このことは、主として行為に関する叙述だけの話ではなく、どんな文章においても真実だ。単調な説明文の多くは、there isやcould be heardといったおざなりな表現を能動態の他動詞で置き換えることで、生き生きとして力強い文になる。

There were a great number of dead leaves lying on the ground. (たくさんの落葉が地面に落ちていた)

Dead leaves covered the ground. (落葉が地面を覆っていた)

The sound of the falls could still be heard. (滝の音はまだ聞くことができた)

The sound of the falls still reached our ears. (滝の音はまだ私たちの耳に届いた)

The reason that he left college was that his health became impaired. (彼が大学を離れた理由は、彼の健康状態が悪化したことだった)

Failing health compelled him to leave college. (健康上の問題が、大学を去らざるを得ない状況に彼を追い込んだ)

It was not long before he was very sorry that he had said what he had. (彼が自分の発言を後悔するまでには、ほとんど時間はかからなかった)

He soon repented his words. (彼はすぐに自分が言ったことを後悔した)

原則として、他の受動態に直接従属する受動態を作ることは避ける。

Gold was not allowed to be exported. (金は輸出されることが許されていなかった)

It was forbidden to export gold (The export of gold was prohibited). (金を輸出することは禁じられていた(金の輸出は禁じられていた))

He has been proved to have been seen entering the building. (彼はその建物に入るところを目撃されているということが証明されている)

It has been proved that he was seen to enter the building. (彼はその建物に入るところを目撃されたことが証明されている)

上記の例はどちらも、修正する前は、第2の受動態に正しく関係している語は第1の受動態の主語になっている。

よくある失敗は、受動態の構文の主語として、全体の行為を表す名詞を使ってしまい、文を完成させる以外の何の役割も動詞に残してやらないというものだ。

A survey of this region was made in 1900. (この地域の調査は1990年に行われた)

This region was surveyed in 1900. (この地域は1900年に調査された)

Mobilization of the army was rapidly carried out. (軍隊の動員は素早く行われた)

The army was rapidly mobilized. (軍隊は素早く動員された)

Confirmation of these reports cannot be obtained. (これらの報告の確認は得られない)

These reports cannot be confirmed. (これらの報告は確認できない)

"The export of gold was prohibited"(金の輸出は禁じられていた)という文を検討してみよう。この文では"was prohibited"(禁じられていた)という述部が、"export"(輸出)が含意していない何かを表している。

12. 肯定文で記述する
明確な主張をすること。単調な、はっきりしない、ためらいのある、あいまいな言葉は避ける。not(ない)という語は、否定のために使うかまたはアンチテーゼの中で使い、絶対に言い抜けやはぐらかしの手段として使ってはならない。

He was not very often on time. (彼が時間を守ることはあまり多くない)
He usually came late. (彼はたいてい遅れて来る)
He did not think that studying Latin was much use. (ラテン語を学ぶのがそれほど役に立つとは彼は考えなかった)

He thought the study of Latin useless. (ラテン語を学んでも役に立たないと彼は考えた)

The Taming of the Shrew is rather weak in spots. Shakespeare does not portray Katharine as a very admirable character, nor does Bianca remain long in memory as an important character in Shakespeare's works. (「じゃじゃ馬馴らし」はところどころに結構な弱点がある。シェイクスピアはキャサリンを非常に尊敬できる人物としては描いておらず、ビアンカもシェイクスピアの作品における重要な人物として長く記憶に残ることがない)

The women in The Taming of the Shrew are unattractive. Katharine is disagreeable, Bianca insignificant. (「じゃじゃ馬馴らし」は魅力に欠ける。キャサリンは不愉快だし、ビアンカは影が薄い)

最後の例の修正前の文は、否定形であると同時にあいまいでもある。したがって修正後の版は書き手の意図を単に推量した。

3つの例はすべてnot(ない)という単語に本質的に存在する弱点を示している。意識的であろうと無意識的であろうと、何がそうではないかということだけしか伝えられないと、読み手は不満に感じる;読み手は何がそうであるかを伝えてほしいのだ。ゆえに一般的には、 肯定文で否定を表現するほうがよい。

not honest (正直でない)
dishonest (不正直な)
not important (重要でない)
trifling (些細な)
did not remember (思い出さなかった)
forgot (忘れた)
did not pay any attention to (全く注意を払わなかった)
ignored (無視した)
did not have much confidence in (それほど信用がなかった)
distrusted (不審の念を抱いていた)
否定と肯定の対照が持つ力は強い:

Not charity, but simple justice. (慈悲ではなく正義だ)

Not that I loved Caesar less, but Rome the more. (シーザーを愛していなかった訳ではない、ただローマへの愛のほうが強かったのだ)
not以外の否定の語はたいてい強力だ:

The sun never sets upon the British flag. (英国旗に陽が沈むことなど決してない)
13. 不要な語を省く
力強い文章は簡潔なものだ。文に不要な語が含まれていてはならず、パラグラフに不要な文が含まれていてはならない。それは、絵画に不要な線があってはならず、機械に不要な部品があってはならないのと同じ理由による。これは、書き手がすべての文を短くしなければならないとか、詳細を略して主題の概略だけを扱うべきという訳ではない。そうではなくて、どの単語にも意味がなければならないということだ。

よく使われる多くの表現はこの原則を破っている:

the question as to whether (~かどうかについての質問)
whether (the question whether) (~かどうか(~かどうかという質問))
there is no doubt but that (間違える余地もないことに)
no doubt (doubtless) (間違いなく)
used for fuel purposes (燃料を用途として用いられる)
used for fuel (燃料に使われる)
he is a man who (彼は~というような男だ)
he (彼は)
in a hasty manner (急いだ様子で)
hastily (急いで)
this is a subject which (これは~というような主題だ)
this subject (この主題は)
His story is a strange one. (彼の物語は奇妙なものだった)
His story is strange. (彼の物語は奇妙だった)
特にthe fact that(~という事実)という表現は、どんな文に出てきたとしても取り除くべきだ。

owing to the fact that (~という事実によって)
since (because) (なぜなら)
in spite of the fact that (~という事実にもかかわらず)
though (although) (~なのに)
call your attention to the fact that (~という事実に注意を払ってほしい)
remind you (notify you) (~に注意してほしい)
I was unaware of the fact that (私は~という事実に気がついていなかった)
I was unaware that (did not know) (私は~に気がついていなかった(知らなかった))
the fact that he had not succeeded (彼が成功しなかったという事実)
his failure (彼の失敗)
the fact that I had arrived (私が到着したという事実)
my arrival (私の到着)
第V章のcase, character, nature, system以下も参照。

Who isやwhich wasやその他同様の語句は、多くの場合余計なものだ。

His brother, who is a member of the same firm (同じ会社の社員であるところの彼の兄弟)

His brother, a member of the same firm (同じ会社の社員である彼の兄弟)

Trafalgar, which was Nelson's last battle (ネルソン提督の最後の戦場であるところのトラファルガー)

Trafalgar, Nelson's last battle (ネルソン提督の最後の戦場トラファルガー)

肯定形の論述は否定形よりも簡明で、能動態は受動態よりも簡明なので、ルール11と12で示されている例の多くはこのルールの説明にもなっている。

簡潔さに関してよくあるルール違反は、ひとつの複雑な考えを、うまくすればひとつにまとめられるような複数の文で、少しずつ示すことだ。

Macbeth was very ambitious. This led him to wish to become king of Scotland. The witches told him that this wish of his would come true. The king of Scotland at this time was Duncan. Encouraged by his wife, Macbeth murdered Duncan. He was thus enabled to succeed Duncan as king. (55 words.) (マクベスは非常に野心的だった。このために彼は、スコットランドの王になることを願うようになった。魔女たちは彼にこの願いはかなうと告げた。時のスコットランドの王はダンカンだった。妻にそそのかされ、マクベスはダンカンを殺害した。彼はこのようにしてダンカンの王位を継承することに成功した。(55語))

Encouraged by his wife, Macbeth achieved his ambition and realized the prediction of the witches by murdering Duncan and becoming king of Scotland in his place. (26 words.) (妻にそそのかされ、ダンカンを殺害してスコットランドの王になることにより、マクベスは自分の野望を達成し、魔女たちの予言を現実のものとした。(26語))

14. 締まりのない文が連続するのを避ける
このルールはとりわけ特定の種類の緩い文に当てはまる。2つの対等な節から成っていて、2番目の節が接続詞や関係詞によって導かれるものがそうだ。この種の文は、単独で存在するときは申し分ないかもしれないが(ルール4を参照)、続けて出てくるとすぐに単調で退屈になる。

下手な書き手は往々にして、and, butそして比較的少ないがwho, which, when, whereおよびwhileといった、非制限的な意味の連結語を使って、段落ひとつをまるごとこの種の文で構成してしまうことがあるだろう(ルール3参照)。

The third concert of the subscription series was given last evening, and a large audience was in attendance. Mr. Edward Appleton was the soloist, and the Boston Symphony Orchestra furnished the instrumental music. The former showed himself to be an artist of the first rank, while the latter proved itself fully deserving of its high reputation. The interest aroused by the series has been very gratifying to the Committee, and it is planned to give a similar series annually hereafter. The fourth concert will be given on Tuesday, May 10, when an equally attractive programme will be presented. (一連の番外編コンサートのうちの第3回は昨晩開催され、そしてたくさんの観客が来場していた。エドワード・アップルトン氏が独奏者で、ボストンシンフォニーオーケストラが器楽を担当した。アップルトン氏は自身が第一級の芸術家であることを披露し、一方オーケストラは自身が名声に全く違わぬ実力の持ち主であることを証明してみせた。このシリーズによって生じた利益は委員会にとって満足がいくもので、同様のシリーズを今後も毎年行うことが予定されている。第4回のコンサートは5月10日火曜日に開催される予定で、同様に魅力的なプログラムが上演される)
陳腐さと内容のなさを別にしたとしても、上記のパラグラフは文の構成が機械的に対称で一本調子なので、出来が悪い。ルール10で引用した文や、適当な出来がいい英語の散文、例えばVanity Fair(虚栄の市)の序文(Before the Curtain(開演の前に))と対照させてみてほしい。

もし書き手がこのような種類の文を一続き書いてしまったことに気づいたら、単純な文で置き換えて、単調さがなくなるまで十分に書き直すべきだ。2つの節をセミコロンで接続した文や、2つの節から成る掉尾文や、3つの節から成る緩いもしくは掉尾文調の文か──いずれにせよ考えていることの実際の関係を表すのに最も適した文で置き換える。

15. 対等な複数の考えは同じ形で表現する
この並列構造の原則によると、似た内容と役割を持った表現は、外見上も似ていなければならない。形の類似のおかげで、内容と役割の類似を読み手が認識しやすい。聖書からの親しみ深い例は、Ten Commandments(十戒)、Beatitudes(幸福についての教え(山上の垂訓))、Lord's Prayer(主の祈り)の祈願だ。

下手な書き手は、表現の形式を絶えず変えなければならないという間違った思い込みのせいで、この原則をよく破ってしまう。強調するために記述を繰り返すときは、場合によっては形を変えなければならないというのは真実だ。例えば、ルール10にあるStevensonの作品から引用したパラグラフを見てみてほしい。しかしこのことはさておいて、書き手は並列構造の原則を守るべきだ。

Formerly, science was taught by the textbook method, while now the laboratory method is employed. (以前は、科学は教科書を使った方法で教えられていた。一方、今日採用されているのは実験室を使った方法だ)

Formerly, science was taught by the textbook method; now it is taught by the laboratory method. (以前は、科学は教科書を使った方法で教えられていた;今日では科学は実験室を使った手法で教えられている)

左側の例は、書き手に決断力がないか自信に欠けているという印象を与える;書き手はひとつの表現形式を選んで決めて踏み止まることができないか、またはそうすることを恐がっているように見える。右側の例は少なくとも書き手が選択肢を選び、それを守っていることを示している。

この原則により、一連の要素すべてに適用される冠詞や前置詞は、最初の語の前だけで使うか、そうでなければ各要素の前で繰り返さなければならない。

The French, the Italians, Spanish, and Portuguese
The French, the Italians, the Spanish, and the Portuguese
In spring, summer, or in winter
In spring, summer, or winter (In spring, in summer, or in winter)
相関的な表現(both, and; not, but; not only, but also; either, or; first, second, thirdおよびその他類似したもの)は、文法上同じ構成が後に続かなければならない。このルールを破っている例の多くは、文を整理し直すことで修正できる。

It was both a long ceremony and very tedious. (長い式典でとても退屈なことの両方だった)

The ceremony was both long and tedious. (式典は長くしかも退屈だった)

A time not for words, but action (言葉の時ではなく、行動だ)

A time not for words, but for action (言葉の時ではなく、行動の時だ)

Either you must grant his request or incur his ill will. (彼の要求を入れなければならないか、彼の不興を買わなければならない)

You must either grant his request or incur his ill will. (彼の要求を入れるか、彼の不興を買うかしなければならない)

My objections are, first, the injustice of the measure; second, that it is unconstitutional. (私の反論は、第一に、基準の不公正さだ;第二に、それが憲法違反であることだ)

My objections are, first, that the measure is unjust; second, that it is unconstitutional. (私の反論は、第一に、基準が不公正であること;第二に、それが憲法違反であることだ)

ルール12の3番目の例と、ルール13の最後の例も参照。

書き手が非常に多くの似たような考えを表現しなければならないとしたらどうするのか、という疑問が生じるかもしれない。例えば20もあったらどうするのか? 書き手は同じパターンの文を20も続けて書かなければならないのだろうか? よく調べてみれば、この問題は杞憂であり、20のアイデアはグループに分けられ、原則を適用するのはグループ内だけでいいことが分かるだろう。さもなければ、記述を表の形式にすることで問題を回避するのが最善の手だ。

16. 関係する語句は一緒にしておく
文中の語の位置は、語の関係を示すための第一の手段だ。したがって書き手は、可能な限り、内容において関係する語および語のグループはまとめなければならず、それほど関係が深くないものは離しておかなければならない。

文の主語と主たる動詞とは、原則として、文頭に移動可能な句や節で分断されてはならない。

Wordsworth, in the fifth book of The Excursion, gives a minute description of this church. (ワーズワースは、The Excursionの第5巻目で、この教会を詳細に描写している)

In the fifth book of The Excursion, Wordsworth gives a minute description of this church. (The Excursionの第5巻目で、ワーズワースはこの教会を詳細に描写している)

Cast iron, when treated in a Bessemer converter, is changed into steel. (鋳鉄は、ベッセマー転炉で処理すると、鋼鉄に変化する)

By treatment in a Bessemer converter, cast iron is changed into steel. (ベッセマー転炉で処理することで、鋳鉄は鋼鉄に変化する)

分断に反対する理由は、挿入された句や節が、主節の自然な順序をいたずらにさえぎるということだ。しかしながらこの反対理由は、順序が単に関係節によって割り込まれたり同格の表現によって割り込まれたりした場合には、主張できないのが普通だ。割り込みが不安定さを作り出すための手段として意図的に使われる掉尾文においても、これは成り立たない(ルール18を参照)

関係代名詞は原則としてその先行詞の直後にこなければならない。

There was a look in his eye that boded mischief. (いたずらの予兆が彼の目の中に見て取れた)

In his eye was a look that boded mischief. (彼の目の中にはいたずらの予兆が見て取れた)

He wrote three articles about his adventures in Spain, which were published in Harper's Magazine. (彼はスペインでの彼の冒険に関して3件の記事を書き、それらはHarper's Magazineで発表された)

He published in Harper's Magazine three articles about his adventures in Spain. (彼はスペインでの彼の冒険に関して3件の記事をHarper's Magazineで発表した)

This is a portrait of Benjamin Harrison, grandson of William Henry Harrison, who became President in 1889. (これはBenjamin Harrisonの肖像画だ。彼はWilliam Henry Harrisonの孫息子で、1889年に大統領になった)

This is a portrait of Benjamin Harrison, grandson of William Henry Harrison. He became President in 1889. (これはWilliam Henry Harrisonの孫息子であるBenjamin Harrisonの肖像画だ。彼は1889年に大統領になった)

もし先行詞が語のグループから成る場合は、そうすることで意味があいまいにならない限り、関係詞はグループの末尾にくる。

The Superintendent of the Chicago Division, who (シカゴ地区本部長)
A proposal to amend the Sherman Act, which has been variously judged (シャーマン法を改正する、多角的に審議された提案が)

A proposal, which has been variously judged, to amend the Sherman Act (多角的に審議された、シャーマン法を改正するための提案が)

A proposal to amend the much-debated Sherman Act (盛んに討論されたシャーマン法を改正するための提案が)

The grandson of William Henry Harrison, who (William Henry Harrisonの孫息子)
William Henry Harrison's grandson, Benjamin Harrison, who (William Henry Harrisonの孫息子Benjamin Harrison)
同格の名詞は先行詞と関係詞の間にあってもよい。というのも、そのような組み合わせでは実際にはあいまいさが生じえないからだ。

The Duke of York, his brother, who was regarded with hostility by the Whigs (彼の兄弟であり、ホイッグ党から敵対的にみられているヨーク公)
修飾語は、もし可能なら修飾の対象となる語に隣接して置かなければならない。もしいくつかの表現が同一の語を修飾する場合、間違った関連を連想させないように配置しなければならない。

All the members were not present. (メンバー全員が出席していなかった)
Not all the members were present. (メンバー全員が出席していた訳ではなかった)
He only found two mistakes. (彼は2つの誤りを見つけただけだった)
He found only two mistakes. (彼はたった2つの誤りしか見つけなかった)
Major R. E. Joyce will give a lecture on Tuesday evening in Bailey Hall, to which the public is invited, on "My Experiences in Mesopotamia" at eight P.M. (R. E. Joyce少佐が火曜日の晩にBailey Hallでレクチャーを行う。レクチャーは一般参加可能で、「メソポタミアにおける私の経験」というテーマで、午後8時開始)

On Tuesday evening at eight P.M., Major R. E. Joyce will give in Bailey Hall a lecture on "My Experiences in Mesopotamia." The public is invited. (火曜日の晩、午後8時に、R. E. Joyce少佐がBailey Hallで、「メソポタミアにおける私の経験」というテーマでレクチャーを行う。レクチャーは一般参加可能)

17. サマリでは時制をひとつだけに
戯曲の筋を要約する際には、書き手は常に現在形を使わなければならない。詩、物語、または小説を要約する際には、書き手の好みによっては過去形を使ってもよいが、現在形を使うことが望ましい。もし要約が現在形になっている場合、先立つ行動は完了時制で表現しなければならない。過去形になっている場合は過去完了で表現する。

An unforeseen chance prevents Friar John from delivering Friar Lawrence's letter to Romeo. Juliet, meanwhile, owing to her father's arbitrary change of the day set for her wedding, has been compelled to drink the potion on Tuesday night, with the result that Balthasar informs Romeo of her supposed death before Friar Lawrence learns of the nondelivery of the letter. (予想外の巡り合わせのために、Friar JohnはFriar Lawrenceの手紙をRomeoに届けられない。そのころJulietは、彼女の父が気まぐれで彼女の結婚式の日を変えたおかげで、火曜の夜には薬を飲み終えていた。その結果、Friar Lawrenceが手紙の不達を知る前に、BalthasarはRomeoに彼女の「死」を伝える)
しかし要約でどの時制が使われようと、間接話法や間接疑問における過去形は変わらない。

The Legate inquires who struck the blow. (使節は一撃を加えたのが誰かを問うた)
注記した例外を除けば、どの時制を書き手が選んだとしても、貫徹しなければならない。ある時制から別の時制へと移り変わると、不明確で優柔不断な見た目を与える(ルール15と比較せよ)。

エッセイを要約するときやスピーチを報告するときのように、誰か他の人の言説や考えを示すときには、書き手は"he said,"(彼は言った)、"he stated,"(彼は述べた)、"the speaker added,"(話し手は付け加えた)、"the speaker then went on to say,"(話し手はこう続けた)、"the author also thinks,"(筆者はまたこう考える)のような表現を差し挟んではならない。続くものが要約であることを、書き手は最初からきっぱりと明確に示さなければならず、そしてその注意を繰り返して無駄に言葉を費してはならない。

手帳や新聞や文学作品の解説書などにおいて、何らかの要約は必須であり、そして小学校に通う子供たちにとっては物語を自分の言葉で語り直すことは有用な訓練になる。しかし批評や文学作品の解釈においては、書き手は要約に没頭しないように注意しなければならない。書き手は1、2文を費して、自分が論じている作品の主題や冒頭の状況を示す必要があると考えるかもしれない;詳細を数多く引用して作品の出来を例証してもよいだろう。しかし書き手は、要約に時折コメントが付くようなものではなく、証拠に基づいている整然とした論考を書くよう心がけなければならない。同様に、書き手が論じる範囲にいくつもの作品が含まれていたら、原則として書き手は時系列順に単調に取り上げるのではなく、最初から総合的な結論を固めることに狙いを定めたほうがよい。

18. 強調する語は一文の中で最後に置く
書き手が最も目立たせたいと思う語や語のグループを置くのに適切な位置は、通常は文の末尾だ。

Humanity has hardly advanced in fortitude since that time, though it has advanced in many other ways. (人間性は、忍耐力に関してはそのころからほとんど進歩がない──他の多くの面では進歩したとはいえ。)

Humanity, since that time, has advanced in many other ways, but it has hardly advanced in fortitude. (人間性はそのころから、他の多くの面では進歩してきた、しかし忍耐力に関してはほとんど進歩していない)

This steel is principally used for making razors, because of its hardness. (この鋼は主として剃刀を作るのに使われる。その理由は硬さにある)

Because of its hardness, this steel is principally used in making razors. (その硬さのために、この鋼は主として剃刀を作るのに使われる)

この目立つ場所にふさわしい語または語のグループは、通常は論理的な述語だ。つまり、2番目の例に見られるように文中の新しい要素だ。

掉尾文が効果的なのは、それが主たる論述を際立たせるからだ。

Four centuries ago, Christopher Columbus, one of the Italian mariners whom the decline of their own republics had put at the service of the world and of adventure, seeking for Spain a westward passage to the Indies as a set-off against the achievements of Portuguese discoverers, lighted on America. (4世紀前、イタリア海軍の一員で、自分たちの共和国が凋落したことが理由となって、ポルトガルの探険家たちの手柄に見合う成果として、スペインのためにインドへの西向き航路を探し出そうという世界的な冒険の任務にあたったChristopher Columbusは、アメリカを見つけた)

With these hopes and in this belief I would urge you, laying aside all hindrance, thrusting away all private aims, to devote yourselves unswervingly and unflinchingly to the vigorous and successful prosecution of this war. (これらの希望とこの信念をよりどころに、私はあなたに強く提案する。すべての邪魔を脇に置いて、私的な目標を横へ押しやり、そしてこの戦争に対する精力的で効果的な糾弾に断固として自身を委ねることを)
文中でもうひとつ目立つ場所は文頭だ。文の要素はいずれも、主語を除いて、文頭に置くと強調される。

Deceit or treachery he could never forgive. (欺瞞や裏切りを、彼は絶対に許せなかった。)

So vast and rude, fretted by the action of nearly three thousand years, the fragments of this architecture may often seem, at first sight, like works of nature. (非常に広範にわたって荒々しく、ほぼ3000年近くの環境作用によって侵食されているので、この建築物の一部分は多くの場合、一見自然の産物のように見えるだろう)
主語がその文の最初にくる場合は、強調されるかもしれないが、位置を変えただけではほとんど効果はない。次の文では、

Great kings worshipped at his shrine, (偉大な王たちは彼の神殿に参拝した)
kingsが強調される効果は、大半がその意味と文脈によって生じている。特別に強調されるためには、文の主語は述部の位置になければならない。

Through the middle of the valley flowed a winding stream. (谷の中央を貫いて、曲がりくねった小川が流れていた)
最も目立たせるべきものの適切な位置が末尾であるという原則は、文中の語にも、パラグラフ中の文にも、文章中のパラグラフにも同様に当てはまる。


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IV. 形式に関するいくつかの問題
Headings (見出し)
原稿のタイトルや見出しの後には、空行かそれに相当する空白を置く。続くページでは、罫の入った紙を使っている場合は、最初の行から始める。

Numerals (数詞)
日付やその他の通し番号は、普通の単語として綴らない。適切な表記になるよう、数字かローマ記数法で記述する。

August 9, 1918 (1918年8月9日)

Chapter XII (第XII章)

Rule 3 (ルール3)

352d Infantry (第352歩兵隊)
Parentheses (括弧)
括弧に入った表現を含む文のうち、括弧記号の外側は、括弧内の表現がまるで存在しないかのように句読点を打つ。内側の表現は、それだけで独立しているかのようにみなして句読点を打つ。ただし内側の最後の句読点は、疑問符か感嘆符でない限り省略する。

I went to his house yesterday (my third attempt to see him), but he had left town. (私は昨日彼の家に行ったが(彼に会いに行くのはこれが3回目だ)、彼は町を離れた後だった)

He declares (and why should we doubt his good faith?) that he is now certain of success. (彼が宣言したことには(そして我々が彼の善き信仰を疑うことなどあろうか?)彼は今や自分自身の成功を確信している)
(完全に分離した表現や文が括弧で囲まれている場合、最後の句読点は最後の括弧記号の前にくる。)

Quotations (引用)
文書上の証拠として引用される正式な引用文は、コロンで導かれ引用符で囲まれる。

The provision of the Constitution is: "No tax or duty shall be laid on articles exported from any state." (憲法にはこう定められている:「どの州から輸出される物品にも、租税や関税を課してはならない。」)
文法上同格である引用文や、動詞の直接目的語である引用文は、直前にカンマが来て引用符で囲まれる。

I recall the maxim of La Rochefoucauld, "Gratitude is a lively sense of benefits to come." (私はLa Rochefoucauldの、「感謝の念は、来たる利益の確かな感触である」という格言を思い出す。)

Aristotle says, "Art is an imitation of nature." (アリストテレスは「芸術は自然の模倣である」と言った。)
詩句の1行丸ごとかそれ以上の引用は、新しい行でセンタリングして始めるが、引用符で囲むことはしない。

Wordsworth's enthusiasm for the Revolution was at first unbounded: (ワーズワースの革命に対する熱狂は当初限りなかった:)

Bliss was it in that dawn to be alive, (生きて迎える曙光の至福よ、) But to be young was very heaven! (長く生きることはこの上ない幸せ!)
thatによって導入された引用は、間接話法の中にある状態と同様にみなされ、引用符で囲まれない。

Keats declares that beauty is truth, truth beauty. (美は真なり、真は美とキーツは言い切っている)
諺などでよく知られた表現および文学に由来する身近なフレーズは、引用符を必要としない。

These are the times that try men's souls. (今こそ我々の魂が試されるときなのだ(訳注:Thomas Paine, "The Crisis", 1776-83))

He lives far from the madding crowd. (群集からはるかに離れて彼は生きる(訳注:Thomas Hardy, "Far From the Madding Crowd", 1874))
口語と卑語・俗語についても同様のことがいえる。

References (リファレンス、参考文献)
正確なリファレンスが必要とされる学術的な著作物では、何度も現れるタイトルは省略形で示し、巻末に完全形のアルファベット順一覧を載せる。一般的な慣習として、リファレンスは括弧に入れるか脚注にするかして、本文中にそのまま書くことはしない。act, scene, line, book, volume, page(幕、場、行、冊、巻、頁)という語は、これらのうちただ1種類によって参照するとき以外は省略する。句読点は下記のように打つ。

In the second scene of the third act (第三幕の第二場において)

In III.ii (still better, simply insert III.ii in parenthesis at the proper place in the sentence) (III.iiにおいて(さらに良い書き方は、単に文中の適切な箇所に、括弧に包んでIII.iiと挿入する))

After the killing of Polonius, Hamlet is placed under guard (IV. ii. 14). (ポロニウスを殺害した後、ハムレットは警備兵の監視下におかれる(IV. ii. 14))
2 Samuel i:17-27
Othello II.iii 264-267, III.iii. 155-161
(タイトル、書名)
文学的作品のタイトルは、学術的な用法では、イニシャルを大文字にしたイタリックにすることが望ましい。編集者や出版社によって用法は異なり、イニシャルを大文字にしたイタリックを使うところもあれば、イニシャルを大文字にしたローマンに引用符を付けたり付けなかったりするところもある。執筆している雑誌や媒体が異なる慣習に従う場合を除き、イタリックを使うこと(原稿上では該当箇所に下線を引くことで示される)。タイトルの前に所有格を置く場合は、タイトルの最初のAまたはTheは省略する。

The Iliad; the Odyssey; As You Like It; To a Skylark; The Newcomes; A Tale of Two Cities; Dicken's Tale of Two Cities. (イリアッド;オデュッセイア;お気に召すまま;雲雀に;ニューカム家の人々;二都物語;ディケンズの二都物語)

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V. 単語と表現でよくある間違い
(ここに列挙した語と表現の多くは、そのスタイルのひどさに比べれば、英語としてはそれほどひどいものではない。これらのスタイルは、ずさんなライティングのありきたりな例だ。Featureで説明されているように、適切な修正を施すためには、単語を取り換えるのではなく、あいまいで漠然とした記述を明確な記述で置き換える必要があるだろう。)

All right (よろしい)
「同意した」あるいは「そうしなさい」という意味の独立したフレーズとして、日常口語で使われるのが慣用。他の使い方は避けること。常に2つの単語として表記される。

As good or better than (同じかそれよりもよい)
この種の表現は文を整理し直して修正すべきだ。

My opinion is as good or better than his. (私の意見は彼の意見と同じかそれ以上に優れている)
My opinion is as good as his, or better (if not better). (私の意見は彼の意見と同じくらい優れている。あるいはそれ以上に優れている(それ以上に優れていないとしても))
As to whether (かどうか)
Whetherで十分だ;ルール13を参照。

Bid (入札する)
toがない不定詞をとる。過去形はbade.

Case (ケース)
The Concise Oxford Dictionaryはその定義をこの言葉で始めている:"instance of a thing's occurring; usual state of affairs."(物事の発生の事例;事物のいつもの状態) これらの2つの意味において、この語は通常不要だ。

In many cases, the rooms were poorly ventilated. (多くの場合、それらの部屋はよく換気されていなかった)

Many of the rooms were poorly ventilated. (それらの部屋の多くはよく換気されていなかった)

It has rarely been the case that any mistake has been made. (何か間違いをするというケースは、ほとんどなかった)

Few mistakes have been made. (間違いはほとんどなかった)

Wood, Suggestions to Authors, pp. 68-71, およびQuiller-Couch, The Art of Writing, pp. 103-106を参照。

Certainly (確かに)
veryを見境なしに使う者がいるのと同様に、どんなものであろうとすべての単語に対して強調のためにこの言葉を使う者がいる。この種のマンネリズムはスピーチではまずいものだし、ライティングにおいてはなおさらまずい。

Character (性格)
単にくどい話し方が癖になって使われているだけで、全く冗長でしかない場合が多い。

Acts of a hostile character (敵対的な性格を示す行為)
Hostile acts (敵対的な行為)
Claim, vb. (主張)
目的語名詞を伴うと、lay claim to(主張する)という意味になる。この意味を明確に含んでいるならば、従属節と共に使ってもよい:"He claimed that he was the sole surviving heir."(彼は自分がたった一人の生き残った相続人だったと主張した)(ただしここでさえ、"claimed to be"(であると主張)のほうが望ましいだろう。)declare, maintain,またはchargeの代替として使われるべきものではない。

Compare (比較する)
compare toとは、本質的に異なる種類の物事の間の類似を指摘または示唆することだ;compare withとは、主に本質的に同じ種類の物事の間の違いを指摘することだ。かくして人生は巡礼や劇や戦いに比較(compare to)されてきた;米国議会は英国議会と比較(compare with)してもよいだろう。パリは古代アテネに比べられてきた(compare to);現代のロンドンと比較(compare with)してもよいだろう。

Clever (賢しい)
in small matters. この言葉はあまりにも使われすぎている;小さなことについて発揮された知恵に限って使うようにするのが最善だ。

Consider (考慮する)
"believe to be."(みなす) "I consider him thoroughly competent."(彼は全く適任であると私は考えている)という意味のときにはasが後に続かない。"The lecturer considered Cromwell first as soldier and second as administrator"(講師はクロムウェルを第一に兵士、第二に行政官とみなしていた)と比較せよ。ここでは"considered"は"examined"(検討した)または"discussed"(考察した)という意味だ。

Dependable (信頼できる)
reliable, trustworthyの不要な言い替え。

Due to (のせいで)
副詞句においてthrough, because of,またはowing toの代わりに不適切に使われる:"He lost the first game, due to carelessness."(彼は最初のゲームで不注意のせいで負けた) 述語として、または特定の名詞に関する修飾語として関連した正しい用法では:"This invention is due to Edison;"(この発明はエジソンによる) "losses due to preventable fires"(防ぐことができた火事による損失)。

Effect (効果)
As noun, means result; as verb, means to bring about, accomplish lang="en" (not to be confused with affect, which means "to influence"). 名詞としては、result(結果)を意味する;動詞としては、to bring about, accomplish(もたらす、達成する)を意味する(affectと混同してはならない。それは"to influence"(影響を及ぼす)という意味)。

名詞としては、ファッションや音楽や絵画その他の芸術に関するいい加減なライティングで、ゆるく使われることがよくある:"an Oriental effect;"(東洋風の効果) "effects in pale green;"(薄緑の効果) "very delicate effects;"(とても微妙な効果) "broad effects;"(幅広い影響) "subtle effects;"(かすかな効果) "a charming effect was produced by"(魅力的な効果はそれによって生み出されている)。伝えるべき明確な趣旨を持った書き手は、そのようなあいまいな表現に逃げたりしないだろう。

Etc (など)
人間に対して使ってはならない。これはand the rest, and so forth,と同等の表現で、そのためこれらの表現のいずれかを使うのが不適当な場合、つまり、もし読み手が何か大事な物事の詳細が分からないまま置きざりにされるようなら、使ってはならない。それが既に完全な形で与えられたリストの最後の語か、または引用文の末尾の重要でない語を表しているのであれば、etc.を使うことに異論を挟む余地はほとんどない。

such asやfor exampleやその他似たような表現によって導かれるリストの末尾では、etc.を使うのは正しくない。

Fact (事実)
この語は判断に関する場合には使うべきではなく、直接証明が可能な場合に限って使うこと。特定の出来事がある日時に起きたということや、鉛が特定の温度で溶けるということは、事実(fact)だ。しかし、ナポレオンが近代の将軍のなかで最も優れている、またはカリフォルニアの気候は快適であるというような判断は、それらがいかに明白であろうと、正しい事実とはいえない。

the fact that,という定型については、ルール13を参照。

Factor (要因)
紋切型で陳腐な言葉だ;この言葉を含む表現は、たいていより直接的でふさわしい表現で置き換えることができる。

His superior training was the great factor in his winning the match. (彼のより優れた訓練が、彼が試合に勝利する大きな要因だった)

He won the match by being better trained. (彼はより良く訓練されていたので試合に勝利した)

Heavy artillery is becoming an increasingly important factor in deciding battles. (戦闘の勝敗の決め手となる要因として、重砲はますます重要になってきている)
Heavy artillery is playing a larger and larger part in deciding battles. (戦闘の勝敗の決め手として、重砲はますます大きな役割を担うようになっている)
Feature (特徴)
また別の紋切型で陳腐な語;factorと同じように、それが使われている文に何の意味も加えないことが多い。

A feature of the entertainment especially worthy of mention was the singing of Miss A. (その演目の特徴で特に言及に値するのは、A嬢の歌唱だ)

(Better use the same number of words to tell what Miss A. sang, or if the programme has already been given, to tell something of how she sang.) ((同じだけの語数を費すなら、何をA嬢は歌ったのか、またはもしプログラムが既に提供されているのであれば、彼女がどのように歌ったかについて述べたほうがよい))

動詞としては、offer as a special attraction,(特別魅力的なオファー)という広告的な意味では、避けるべきだ。

Fix (直す)
アメリカ口語ではarrange, prepare, mend.という意味がある。ライティングにおいてはfasten, make firmまたはimmovableなどの文字どおりの意味に限定すること。

He is a man who (彼は~というような男だ)
よくある種類の冗長な表現;ルール13を参照。

He is a man who is very ambitious. (彼は非常に野心的な男だ)
He is very ambitious. (彼は非常に野心的だ)
Spain is a country which I have always wanted to visit. (スペインは私がずっと行きたいと思っている国だ)

I have always wanted to visit Spain. (私はずっとスペインに行きたいと思っていた)

However (しかしながら)
nevertheless(それにもかかわらず)という意味の場合は、それが含まれる文や節の最初に来てはならない。

The roads were almost impassable. However, we at last succeeded in reaching camp. (道路はほとんど通行できなかった。しかしながら、私たちはとうとうキャンプに到達できた)
The roads were almost impassable. At last, however, we succeeded in reaching camp. (道路はほとんど通行できなかった。それにもかかわらず、私たちはとうとうキャンプに到達できた)
howeverが最初にくる場合、それはin whatever way(どんな方法であれ)またはto whatever extent(どの程度であれ)という意味だ。

However you advise him, he will probably do as he thinks best. (あなたがどんなに彼に助言をしても、たぶん彼は自分が一番だと思うところを為すだろう)
However discouraging the prospect, he never lost heart. (見通しがどんなに思わしくなかったとしても、彼は決して落胆しなかった)
Kind of (ある種の)
(形容詞や動詞の前における)ratherの代わりに使ったり、くだけた体裁の場合を除いては(名詞の前における)something likeの代わりに使ってはならない。文字どおりの意味に限ること:"Amber is a kind of fossil resin;"(琥珀は化石樹脂の一種だ) "I dislike that kind of notoriety"(私はその手の悪評は好まない)。同じことがsort ofについてもいえる。

Less (分量が少ない)
これをfewer(数が少ない)と誤用してはならない。

He had less men than in the previous campaign. (彼は前回の戦役よりも少ない兵士しか率いていなかった)

He had fewer men than in the previous campaign. (彼は前回の戦役よりも少ない兵士しか率いていなかった)

Lessは分量を指し、fewerは数を指す。"His troubles are less than mine"は"His troubles are not so great as mine."(彼の問題は私の問題ほどひどくない)という意味だ。"His troubles are fewer than mine"は"His troubles are not so numerous as mine."(彼の問題は私の問題ほど数が多くない)という意味だ。しかしながら、"The signers of the petition were less than a hundred, "(請願の署名は100に満たなかった)と言うのは、100のような丸められた数字は集合名詞のようなものであり、lessは分量や額が少ないという意味だと解釈されるので、正しい。

Line, along these lines (線、この線で)
course of procedure, conduct, thought(手続き、行動、考え方の指針)という意味でのlineは許容されるが、特にalong these lines(この線に沿って)というフレーズで多用されすぎているので、新鮮味やオリジナリティを求める書き手は完全に無視したほうがよい。

Mr. B. also spoke along the same lines. (B氏もまた同じ線で話をした)
Mr. B. also spoke, to the same effect. (B氏もまた同じ趣旨の話をした)
He is studying along the line of French literature. (彼はフランス文学の概略に沿って研究をしている)

He is studying French literature. (彼はフランス文学を研究している)

Literal, literally (文字どおり)
誇張しようとして、または暴力的な暗喩をしようとして、しばしば誤って用いられる。

A literal flood of abuse (文字どおり、罵詈雑言の洪水)
A flood of abuse (洪水のような罵詈雑言)
Literally dead with fatigue (文字どおり疲労で死んだようになって)
Almost dead with fatigue (dead tired) (疲労でほとんど死んだようになって(死ぬほど疲れて))
Lose out
loseよりも語勢を強める意図で使われるが、実際にはそのありきたりさゆえに、より弱くなる。try out, win out, sign up, register upも同様。outおよびupは、さまざまな動詞と結合して慣用表現を形作る:find out, run out, turn out, cheer up, dry up, make upその他で、それぞれがもとの動詞から意味の違いを読み取れる。Lose outはそうではない。

Most (ほとんどの)
almost(ほぼ)という意味で使ってはならない。

Most everybody (ほとんどの誰もが)
Almost everybody (ほとんど誰もが)
Most all the time (ほとんどのずっと)
Almost all the time (ほとんどずっと)
Nature (性質)
character(性格)のように使われ、多くの場合は単に冗長だ。

Acts of a hostile nature (敵対的な性質の行為)
Hostile acts (敵対的な行為)
"a lover of nature;"(自然を愛する者) "poems about nature"(自然についての詩)のような表現でしばしばあいまいに使われる。より具体的な記述がそれに続くのでない限り、その詩が自然の景観に関するものなのか、田園生活に関するものなのか、日没に関するものなのか、人跡未踏の荒野に関するものなのか、リスの習性に関するものなのか、読み手には分からない。

Near by (近くの)
副詞的なフレーズで、いまだに良い英語だとは完全に認められていないが、close byおよびhard byのアナロジーによって正当化されているようだ。Nearまたはnear at handも、少なくとも同程度には良い。

形容詞として使ってはならない;neighboringを使うこと。

Oftentimes, ofttimes (しばしば)
古風な形式で、もうあまり使われていない。現代的な言葉はoften.

One hundred and one
これとこれに似た表現では、オールドイングリッシュ(Old English: 古期英語)の時代からの英語散文の一定不変の用法に従って、andを省かずにおく。

One of the most (最も~なもののひとつ)
この定型でエッセイやパラグラフを始めるのは避けること。例えば"One of the most interesting developments of modern science is, etc.;"(現代科学の最も興味深い発展のひとつに、云々)や"Switzerland is one of the most interesting countries of Europe"(スイスはヨーロッパの最も興味深い国のひとつである)のような表現は避ける。これは決して間違ってはいない;単に陳腐で、一見強そうだが実は弱いというだけだ。

People (人々)
The people(人々)は政治的な用語であり、the public.(公衆)と混同してはならない。peopleが生み出すのは、政治的な協賛や抵抗だ;publicが生み出すのは、芸術的な賞賛や商業的な後援だ。

peopleという語は、personsの代わりに数詞と共に使ってはならない。もし"six people"のうち5人がいなくなったなら、何人の"people"が残るだろうか?

Phase (段階)
移り変わりや発展の段階を意味する:"the phases of the moon;"(月相) "the last phase"(最終段階)。aspect(面)やtopic(話題)の意味で使ってはならない。

Another phase of the subject (主題のもうひとつの面)
Another point (another question) (もうひとつのポイント(もうひとつの疑問))
Possess (所有する、占有する)
haveやownの単なる代替として使ってはならない。

He possessed great courage. (彼は大変な勇気を所有していた)
He had great courage (was very brave). (彼は大変な勇気を持っていた(とても勇敢だった))
He was the fortunate possessor of (彼は幸運にも~の所有者だった)
He owned (彼は~を所有していた)
Respective, respectively (それぞれ)
これらの語は通常、省略してよく、そうしたほうがよい。

Works of fiction are listed under the names of their respective authors. (フィクションの作品はそれぞれの作者の名前に基づいて列挙されている)
Works of fiction are listed under the names of their authors. (フィクションの作品は作者の名前に基づいて列挙されている)
The one mile and two mile runs were won by Jones and Cummings respectively. (1マイル走と2マイル走はそれぞれJonesとCummingsが勝利した)

The one mile and two mile runs were won by Jones and by Cummings. (1マイル走と2マイル走はJonesとCummingsが勝利した)

幾何学的な証明のように、ある種の公式なライティングでは、respectivelyを使うことが必須であるかもしれないが、通常の主題についてのライティングで使われるべきではない。

So (とても)
ライティングでは、soを強調のために使うのは避けること:"so good"(とても良い);"so warm"(とても暖かい);"so delightful"(とても喜ばしい)。

節を導入するためにsoを使うことについては、ルール4を参照。

Sort of (ある種の)
Kind ofを参照。

State (述べる)
単にsay, remarkの代わりとして使ってはならない。"He refused to state his objections."(彼は反対意見を述べることを拒否した)のように、余すところなく完全に、または明らかに表現する(express fully or clearly)という意味に限定すること。

Student body (全学生)
students(学生)という単純な語以上の意味を持たない、不必要で不格好な表現だ。

A member of the student body (全学生のメンバー)
A student (学生)
Popular with the student body (全学生の間で人気の)
Liked by the students (学生に人気の)
The student body passed resolutions. (全学生は決議案を通過させた)
The students passed resolutions. (学生は決議案を通過させた)
System (システム)
必要がないのによく使われる。

Dayton has adopted the commission system of government. (Daytonは政府の委任システムを採用している)

Dayton has adopted government by commission. (Daytonは委任の点では政府を受け入れている)

The dormitory system (寮制)
Dormitories (寮)
Thanking you in advance (先に感謝の言葉を述べておく)
これは書き手がこんなことを意図しているように読める:"It will not be worth my while to write to you again."(私が時間を費してもう一度あなたに書くだけの価値はないだろう)。単にこう書けばよい:"Thanking you,"(感謝する)。そしてあなたが求めた厚意が得られたなら、感謝状を送ればよい。

They (彼ら)
よくある間違いは、先行詞がeach, each one, everybody, every one, many a manのような配分詞表現であるときに、複数形の代名詞を使うことだ。これらは一人の人間以上の意味があるものの、代名詞は単数でなければならない。これと同様に、正当性はさらに低くなるが、anybody, any one, somebody, some oneという先行詞について、不格好な"he or she"を避けるためか、またはどちらにも偏らないという意図を持って、複数形の代名詞を使うことが挙げられる。恥ずかしがりやの話し手は、"A friend of mine told me that they, etc."(私の友人が言うことには、彼らは云々)と言うことさえある。

上記の語すべてについては、先行詞が女性形であるか、女性形でなければならない場合を除き、heを使う。

Very (とても)
この単語を使うのは控えめにしたほうがよい。強調が必要なときは、それ自体が力強い言葉を使うこと。

Viewpoint (視点)
point of view(視点)と書くこと。ただし使い方を誤ってはならない。多くの人が間違えているが、view(見解)やopinion(意見)の意味で使うのは間違いだ。

While (一方)
この語をand, butおよびalthoughという意味で見境なく使うのは避けること。接続詞の種類を増やしたいという単純な気持ちから、そしてどちらの接続詞がより適切か判断がつかないために、多くの書き手がこれをandまたはbutの代わりによく使う。このような使われ方をしている場合、一番いいのはセミコロンで置き換えることだ。

The office and salesrooms are on the ground floor, while the rest of the building is devoted to manufacturing. (事務所と販売用の部屋は地階にあり、その一方で建物の他の部分は生産のための空間になっている)

The office and salesrooms are on the ground floor; the rest of the building is devoted to manufacturing. (事務所と販売用の部屋は地階にある;建物の他の部分は生産のための空間になっている)

これを事実上althoughの同等品として使うことは、そのために文があいまいになったり不合理に陥ったりしなければ許容される。

While I admire his energy, I wish it were employed in a better cause. (私は彼の元気には感心はするものの、それがもっとましな目的のために生かされることを願う)
言い換えで示されているとおり、これは全体としては正しい:

I admire his energy; at the same time I wish it were employed in a better cause. (彼の元気には感心する;同時に、それがもっとましな目的のために生かされることを願う)
比較してみてほしい:

While the temperature reaches 90 or 95 degrees in the daytime, the nights are often chilly. (日中は温度が90ないし95度に達する一方で、夜中は肌寒いことが多い)
Although the temperature reaches 90 or 95 degrees in the daytime, the nights are often chilly. (日中は温度が90ないし95度に達するけれども、夜中は肌寒いことが多い)

次のパラフレーズは、

The temperature reaches 90 or 95 degrees in the daytime; at the same time the nights are often chilly, (日中は温度が90ないし95度に達する;それと同時に、夜中は肌寒いことが多い)
なぜwhileを使うのが誤っているかを示している。

一般的にいって、whileをduring the time that(~という時期の間)という厳密に字義どおりの意味に限って使っても、書き手はうまく書ける。

Whom (誰に)
he saidやそれに似た表現の前にあるwhoの代わりに誤って用いられることがよくある。実際には続く動詞の主語だというのに。

His brother, whom he said would send him the money (彼が言うには彼にお金を送る先(?)であるところの、彼の兄)

His brother, who he said would send him the money (彼が言うには彼にお金を送ってくれるであろうところの、彼の兄)

The man whom he thought was his friend (彼が考えた男は彼の友人だった)

The man who (that) he thought was his friend (whom he thought his friend) (彼が考えた男は、彼が自分の友人であると考えた人物だった)
Worth while (有意義な)
あいまいな賛成と(notをつけて)不賛成の言葉として、あまりに使われすぎている。行為に対してのみ適用可能:"Is it worth while to telegraph?"(電報を打つ価値があるだろうか?)

His books are not worth while. (彼の本は価値がない)

His books are not worth reading (not worth one's while to read; do not repay reading). (彼の本は読む価値がない(読む時間を費すに値しない;読むことが報いられない))
worth whileを名詞の前で使うこと("a worth while story")は、弁解の余地なく間違っている。

Would (だったろう)
第一人称の条件節が必要とするのはshouldであって、wouldではない。

I should not have succeeded without his help. (彼の助けなしには私は成功しなかっただろう)
過去形の動詞の後の間接引用におけるshallの相当語句は、shouldであって、wouldではない。

He predicted that before long we should have a great surprise. (近いうちに我々は思いがけない大きな出来事を迎えるだろうと彼は予言した)
習慣的または何度も繰り返す行為を表現するためには、wouldなしの過去形で通常は十分であり、その簡潔さからいってよりはっきりしている。

Once a year he would visit the old mansion. (1年に1度、彼はその古い屋敷を訪れていた)

Once a year he visited the old mansion. (1年に1度、彼はその古い屋敷を訪れた)


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VI. よくある綴りの間違い
accidentally
advice
affect
beginning
believe
benefit
challenge
criticize
deceive
definite
describe
despise
develop
disappoint
duel
ecstasy
effect
existence
fiery

formerly
humorous
hypocrisy
immediately
incidentally
latter
led
lose
marriage
mischief
murmur
necessary
occurred
parallel
Philip
playwright
preceding
prejudice
principal
privilege
pursue
repetition
rhyme
rhythm
ridiculous
sacrilegious
seize
separate
shepherd
siege
similar
simile
too
tragedy
tries
undoubtedly
until



By William Strunk, Jr.
森田尚 訳 (Japanese translation by Hisashi MORITA, 2005. This Japanese translation is in public domain; it is provided on an as-is basis and the translator disclaims any responsibility. Use it at your own risk.)

書誌情報

AUTHOR: Strunk, William, 1869-
TITLE: The elements of style/by William Strunk, jr. ...
PUBLISHED: Ithaca, N.Y.: Priv. print. [Geneva, N.Y.: Press of
W.P. Humphrey], 1918.
PHYSICAL DETAILS: 43 p. ; 19 cm.
ON-LINE ED.: Columbia University, Academic Information Systems
(AcIS), Project Bartleby (publications@columbia.edu).
Transcribed and released into the public domain,
May 1995. Markup, graphics, and added files
© copyright 1995 by the Trustees of Columbia
University in the City of New York.

原文:http://www.columbia.edu/acis/bartleby/strunk/

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